五感で四季の移ろいを感じる空間。

木々の緑で落ち着き、花の香りでやすらぎ、鳥のさえずりに癒される。ふと忙しさを忘れられる空間をご提案します。

ヤブガラシ類防除のお話を聞いてきました

2015年12月2日

すこしずつ日が落ちるのが早くなってきている昨今、

季節の変わり目は体調を崩しやすいので注意しないといけませんね。

 

こんにちは。

 

新聞を見た方はご存知かもしれません。《キビ畑の除草に効果~県農業研が手引書~「ヤブガラシ」を防除》

という記事が掲載されました。

植物を扱う我々も他人ごとではないので早速、南風原町にある南部農業改良普及センターにお邪魔しました。

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以下、教えていただいた話の報告です。皆さんもお庭の雑草を確認してみて下さい。

〇ヤブガラシとは

ヤブガラシ (2)a

ヤブガラシ(別名:ビンボウカズラ)

ブドウ科ヤブガラシ属

多年生のつる植物で、地下に走根を張り巡らせる。一度生えると防除が困難。

手入れのされていない庭はヤブガラシが繁茂するのでビンボウカズラとも言われています。

 

〇ヤブガラシが厄介な理由

ヤブガラシはで増える。驚異的な生命力を持った植物。

:夏場に実を多くつけ、10~20日で発芽。さらに2ヶ月で1mもつるを伸ばす

:根をズタズタにしても2~3cm残っているだけで根から萌芽する

さらに、根は地下1mまで深く潜っていくので完全に取り除くことが困難。

:刈り取った茎も油断していると発根して増える

 

〇ヤブガラシ対策

①除草剤の散布。グリホサートカリウム塩液剤のなかでも特にラウンドアップが効果が高く、

よく繁茂していると葉からの吸収効果が高くなるので根まで枯らしてくれる確率が高いようです。

野菜や樹木がある所では筆などで散布液をヤブガラシの葉に塗ります。

②根の除去。根を掘り出して辛抱強く防除するのも効果があります。

 

現在ヤブガラシを完全に除去するのは難しいようです。ただ、放置すると大切な庭木を覆い、枯らしてしまいます。

ヤブガラシは種でも分散するため、根が深くまで張る前に発見し引き抜くことがご自宅を守る第一歩かもしれません。

ヤブガラシ (1)こいつですよこいつ。ギザギザの葉が一か所から5枚出ているツルです。

 

 

投稿担当:西岡

 

 

 

 

 

 

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